米フィッシャープライスのベビーラック、2回目のリコール 1回目の後さらに死亡事故

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米フィッシャープライスの乳幼児用ベッド「ロックンプレイスリーパー」が2回目のリコールとなった/Consumer Product Safety Commission

米フィッシャープライスの乳幼児用ベッド「ロックンプレイスリーパー」が2回目のリコールとなった/Consumer Product Safety Commission

ニューヨーク(CNN) 米ベビー製品大手フィッシャープライスは9日、2019年にリコール(回収・無償修理)した揺りかご型乳幼児用ベッド「ロックンプレイスリーパー」でその後さらに死亡事故が起きたとして、2度目のリコールを発表した。

米消費者製品安全委員会(CPSC)によると、この製品では最初のリコールがあった19年4月12日までに、乳幼児がベルトで固定されていない状態で寝返りをした場合などで30人あまりの死亡が報告されていた。

その後さらに約70件の死亡例が報告され、うち少なくとも8件はリコール後に発生したという。

CPSCは、この製品の使用中に約100人の乳幼児が死亡したと指摘。ただしフィッシャープライスは一部の死亡例について、当時の状況や製品がロックンプレイスリーパーだったことを確認できていないとしていることを明らかにした。

CPSCはそのうえで消費者に向け、ロックンプレイスリーパーの使用をただちに中止して、フィッシャープライスに返金やクーポン発行を求めるよう呼び掛けた。リコールされた製品の流通は違法だとも指摘した。

ロックンプレイスリーパーは09年9月から19年4月まで、量販店やインターネット通販で販売されていた。19年のリコール対象は約470万台に上った。

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