鳥インフルで1000万羽を殺処分、卵が品薄で高騰 日本

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卵の価格が高騰=2022年12月2日、大阪のスーパーマーケット/Naoki Maeda/The Yomiuri Shimbun/AP

卵の価格が高騰=2022年12月2日、大阪のスーパーマーケット/Naoki Maeda/The Yomiuri Shimbun/AP

東京/香港(CNN) 日本国内の各地で高病原性鳥インフルエンザが猛威を振るい、ニワトリなど約1000万羽が殺処分された影響で、卵の価格が高騰している。

農林水産省は9日、今季の殺処分が998万羽に達し、2020年度の前回流行で殺処分された987万羽を超えて過去最多になったと発表した。

全国農業協同組合連合会(全農)は約1090万羽が殺処分されたと述べ、卵の供給がさらに滞って値上がりするとの見通しを示した。

鳥インフルによる卵の高騰は、数カ月前から世界各地で起きている。米国では流行が収束に向かっているものの、卵の供給不足は3月いっぱい続くとみられる。

日本では卵の卸売り価格が先月、史上最高値を記録。飼料の高騰と鳥インフルで、状況はさらに悪化している。

10日には広島県で新たに83万5000羽を飼っている養鶏場で感染が見つかった。

国内で感染が確認されたのは少なくとも23道県で58例と、20年の18県52例を上回っている。

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