アルゼンチンのインフレ率、2月は100%超 30年ぶりの水準
(CNN) 南米アルゼンチンの先月の物価は前年に比べて100%あまり上昇し、30年ぶりのインフレ率となったことが分かった。
政府の統計局によると、先月のインフレ率は102.5%と、世界でも最悪の水準だった。
1月からの物価上昇は6.6%、1~2月を合わせると13.1%だった。
特に食品、飲料は1月に比べて9.8%上昇し、IT通信(7.8%)、ホスピタリティー(7.5%)各部門の値上がりも目立った。
前月比の物価上昇率が健全な経済の上限とされる4%を超えるのは、連続13カ月。
フェルナンデス政権は物価上昇と通貨の下落を抑えるため、ワイン生産業者やサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の観戦ツアー、コンサート主催者など、特定の対象に的を絞った為替介入を打ち出している。