中国のGDP、1~3月期は4.5%増 堅調な回復の兆し
(CNN) 中国国家統計局が18日に発表した今年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比4.5%増と、ゼロコロナ政策撤回後の堅調な経済回復を示唆する数字になった。
中国経済は徹底したゼロコロナ政策の下、サプライチェーン(供給網)の寸断や消費支出の停滞など大きな打撃を受けた。昨年のGDP成長率は3%にとどまり、政府目標の5.5%前後を大きく下回っていた。
昨年12月に同政策が解除されてから一時的な感染拡大を経て、経済は回復の兆しを見せている。
先月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で政府が発表した今年の成長率目標は5%前後と、昨年より控えめに設定された。
堅調な回復傾向を受けて、投資銀行や国際機関は最近、中国の今年の成長率予想を相次いで引き上げた。国際通貨基金(IMF)は先週発表した世界経済見通し(WEO)の中で、今年5.2%、来年が5.1%と予想している。