米テスラが初のCMか アジア事業のアカウントが動画ツイート
ニューヨーク(CNN) 広告宣伝費ゼロの方針で知られていた米電気自動車(EV)大手テスラが、初のコマーシャルとみられる動画を公開した。
ツイッター上の「テスラ・アジア」アカウントに、約2分間の動画が掲載された。
シンガポール在住の2児の母とされる女性が、EVセダン「モデル3」(価格約650万円)の魅力を熱心に語っている。
日々の運転はどんな車より滑らかで安全だと話し、終日の仕事や運転で疲れた時も走行車線を維持できる「オートステアリング」の機能を称賛している。
これが大規模な広告宣伝戦略の第一歩なのか、1本限りの動画なのかは明らかでない。いずれにせよ、テスラ本体のツイッター・アカウントには2000万人のフォロワーがいるのに対し、フォロワーわずか17万人というテスラ・アジアへの控えめな投稿だった。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はもともと、同社に広告は不要だと主張し、その予算を製品開発に使うことを提唱していた。
しかし先週の株主総会で、「広告を少し試してみる」と方向転換を表明。会場からの好意的な反応に、「皆さんが広告をそんなに望んでいたとは知らなかった」とコメントしていた。