ロシア上空での飛行制限、当面は変更なし 航空会社幹部

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IATAの年次総会で発言するウィリー・ウォルシュ事務総長/Moe Zoyari/Bloomberg via Getty Images

IATAの年次総会で発言するウィリー・ウォルシュ事務総長/Moe Zoyari/Bloomberg via Getty Images

(CNN) 国際航空運送協会(IATA)の年次総会に参加した航空会社の経営幹部らは、ロシアの空域に対する制限が当面は変更されることはないと考えていることがわかった。

IATAのウィリー・ウォルシュ事務総長はCNNの取材に対し、ロシアの空域が近いうちに開放されるという考えはあり得ないとし、我慢する必要があると述べた。航空会社は欧州とアジアを結ぶルートが長くなることを認識して、スケジュールを調整する必要があるとの見方を示した。

ウォルシュ氏は、ロシアの領空が再び開放されるためには、ウクライナの和平によって戦争が終結する必要があると言い添えた。

ウクライナと国境を接するロシアの領空は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、全ての民間航空会社に対して閉ざされている。

エールフランスKLMのベンジャミン・スミス最高経営責任者(CEO)によれば、ロシアの上空を飛行できないことで、欧州からアジアへの移動時間は2~3時間長くなった。

スミス氏は、当面の間はロシア領空の飛行を見送るのかとの質問に対して、「それが我々の想定だ」と答えた。

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