コカ・コーラ、期間限定の「未来の味」発売 AIを活用
ニューヨーク(CNN) 米コカ・コーラは12日、「未来の味」をうたった期間限定の「コカ・コーラ Y3000」を北米で発売した。開発には人工知能(AI)を導入したという。
100年以上の歴史を持つコカ・コーラが若い消費者に売り込もうと、1年半ほど前から期間限定シリーズを投入してきた企画「コカ・コーラ・クリエーションズ」の最新版。
これまでのシリーズと同様にベースはオリジナルのコカ・コーラだが、追加する風味はAIが考案した。
消費者が「未来」でどんな味を連想するかを調査し、その結果からAIが組み合わせを決めた。缶のラベルもAIが生成した画像を基にデザインした。「AIとの共同創作」という文字が入っている。
糖分ゼロとレギュラーの2種類で、価格はオリジナルと同じ。
缶のQRコードからコカ・コーラ・クリエーションズのサイトを訪れ、西暦3000年の世界を想像して楽しむこともできる。
同企画ではこれまでに、宇宙をテーマにした「スターライト」、夢の味をうたった「ドリームワールド」、「ピクセル風味」とされた「バイト」、オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」の開発会社、米ライオット・ゲームズと提携した「アルティメット」が発売された。スペインの歌手ロザリア、覆面DJのマシュメロとのコラボ商品もあった。
どの商品も、成分の85~90%はコカ・コーラ。残り10~15%の味の中身は、イチゴとスイカだったマシュメロ版を除いて公表されず、なぞのままになっている。