米ボーイング、6月の旅客機受注はわずか3機

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ドアプラグが吹き飛んだ米アラスカ航空のボーイングの小型機「737MAX」=1月5日/Handout/NTSB/Getty Images

ドアプラグが吹き飛んだ米アラスカ航空のボーイングの小型機「737MAX」=1月5日/Handout/NTSB/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米航空機大手ボーイングは10日までに、過去1カ月で新たに受注した航空機の数はわずか14機にとどまり、その大部分は貨物機だったと明らかにした。

ボーイングによれば、小型機「737MAX」の受注は3機。2機については身元を明らかにしていない顧客に対するもの。1機は今年1月にドアプラグが外れた機体の代替だった。残りの11機は777型機だった。

ひと月あたりの受注数としては今年最多となったものの、2024年上半期の合計は前年比70%減となった。今年の受注数は5月が4機、4月は7機だった。昨年6月の受注数304機からは95%減となった。

ボーイングの売り上げは、アラスカ航空での事故以降、急激に落ち込んでいる。ボーイングが多くの問題の解決に取り組む一方で、保有機の拡大に熱心な航空会社でさえ機体の購入を控えているためだ。

ボーイングはこのほど、旅客機の墜落事故をめぐり、737MAXの型式証明の手続きで連邦航空局(FAA)を欺いたとして罪を認めてもいた。ボーイングはアラスカ航空の事件に関連して、さらなる刑事責任を問われる可能性もある。

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