米ユナイテッド機、LA離陸時に車輪脱落 同様の事案続く

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米ロサンゼルス国際空港に駐機するユナイテッド航空の航空機=2020年10月1日/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

米ロサンゼルス国際空港に駐機するユナイテッド航空の航空機=2020年10月1日/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

(CNN) 米ユナイテッド航空旅客機の車輪の一つが、8日の離陸時に脱落していたことが分かった。当局者が明らかにした。同社は今年に入り同様の事案が相次いで起きており、航空当局による安全審査の対象ともなっている。

当該の機体はボーイング757—200。ロサンゼルス国際空港を離陸時に車輪が脱落したが予定通りデンバーまで飛行し、無事に着陸したとユナイテッド航空は説明した。けが人の報告はないという。

脱落した車輪はロサンゼルス国際空港の滑走路を跳ねながら横切り、空港敷地の南西の端で止まったという。1200メートルほど転がる様子を目撃した駐機中のパイロットらが、航空管制に無線で連絡を入れていた。

当該の機体の乗客は174人。乗務員は7人搭乗していた。

ユナイテッド航空は声明で、車輪はロサンゼルス国際空港で回収したと説明。現在脱落の原因を調査中だとした。米連邦航空局(FAA)も調査に着手している。

ユナイテッド航空の旅客機からは3月にもサンフランシスコ国際空港で車輪が脱落。この時は駐車場に落下し、車両数台が損傷した。

大阪に向かう予定だった当該の旅客機は、ロサンゼルス国際空港に安全に着陸した。けが人の報告はなかった。

3月にはユナイテッド航空が絡む事案が少なくとも十数件発生しており、スコット・カービー最高経営責任者(CEO)が顧客向けの安全メッセージを発する事態になっていた。

FAAも同月、ユナイテッドへの安全審査を開始した。同社の従業員向けのメモから明らかになった。

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