ガソリン車の輸入を全面禁止、EV普及にまい進する意外な国とは

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工場で電動のミニバスに充電する作業員=エチオピア首都アディスアベバ/Michael Tewelde/Xinhua/Alamy

工場で電動のミニバスに充電する作業員=エチオピア首都アディスアベバ/Michael Tewelde/Xinhua/Alamy

(CNN) エチオピアの首都アディスアベバでは、汚染物質を排出する車やトラックに混じって、電動のバスや15人乗りの小型バス、乗用車、バイクなど、よりクリーンで静かな乗り物も行き交っている。

エチオピアでは現在、約10万台の電気自動車(EV)が走っている。

エチオピア政府は、この数が2032年までに4倍以上に増えると予測している。これは主に政府が今年に入ってからガソリン車の輸入を全面的に禁止するという異例の措置を取ったためだ。ガソリン車輸入の全面禁止は世界で初めて。

輸入車に対する関税も実質的に引き下げられた。財務省によると、輸入禁止前のガソリン車に対する関税は最大200%だったが、完成EVはわずか15%だ。

これもEVを普及させるための政府主導の取り組みの一環だ。

税率の引き下げは国内でのEV生産も促進している。数百台の車両は、エチオピアに拠点を置く企業が中国から輸入した部品を使って組み立てた。この企業によると、国内で組み立てられるEVの部品の関税は「ほぼゼロパーセント」だ。

現在、ほとんどの自動車所有者はEV、特に軽自動車を好み、需要は日々増加しているという。

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