大統領選の勝敗をコーヒーカップで予想 米セブン―イレブン
(CNN) コンビニエンスストア大手の米セブン―イレブンが、各チェーン店で11月の米大統領選挙の勝敗を予想するキャンペーン「7―Election」を展開している。
同キャンペーンは各店舗で共和党のロムニー氏の名が入った赤いコーヒーカップと、民主党のオバマ大統領の名が入った青いコーヒーカップを用意し、客にいずれかを選んでもらう仕組み。
セブンイレブンは2000~08年に実施された過去3回の大統領選でも同じキャンペーンを展開し、3回とも勝敗を正確に予想している。
04年の選挙では51%がブッシュ氏(共和党)のカップを、49%がケリー氏(民主党)のカップを選び、実際の得票率(ブッシュ氏50.7%、ケリー氏48.3%)に近い数字を出した。08年の選挙の際も、オバマ氏(民主党)のカップを選んだ客が52%、マケイン氏(共和党)のカップを選んだ客は46%と、やはり実際の得票率(オバマ氏52.9%、マケイン氏45.7%)に近かった。
日々の売れ行きを集計した結果は、特設サイトに州ごとに表示される。セブンイレブンのジョー・デピント最高経営責任者(CEO)は「7―Electionに科学的、統計的な裏付けはないが、カップの数を数えただけの単純な調査の正確さには驚くばかりだ」とコメントしている。
まだどちらに投票するかを決めていない無党派層のために、通常のカップも用意している。しかし前回までの選挙では、候補者名入りのカップが600万個以上売れていた。
コーヒーに添える「ランニングメート(大統領選で『副大統領候補』の意味)」として赤と青の星形ドーナツも売り出したが、こちらの売れ行きは集計していない。