月探査機2基が時速6千キロで月面に衝突、役割終え NASA

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月に核爆弾の構想、関係者が経緯を語る

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は17日、月の表面や内部構造を調べてきた探査機「エブ」と「フロー」を予定通りに月面の山に衝突させ、破壊した。

エブは米太平洋時間の同日午後2時28分、フローは同29分に、時速約6000キロの速度で月の北極近くにある山に衝突し、破壊された。

NASAは2基を破壊した理由について、高度が低くなり、探査を続けられるだけの燃料もなくなったためと説明している。破壊場所には、7月に死去した米国初の女性宇宙飛行士サリー・ライドさんにちなんだ地名が付けられた。

NASAのプロジェクト責任者は、探査機は破壊されても2基が残した貴重なデータの解析には何年もかかると指摘、「さようなら、エブとフロー、ありがとう」と別れを告げた。

NASAによると、エブとフローの探査によって、月の重力場を描いた高解像度の地図が作成され、月の内部構造や、月がどのように形成されたかを解明する手がかりが得られたという。

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