NYの海岸に打ち上げられたクジラ死ぬ、砂浜に埋める予定
ニューヨーク(CNN) 米海洋大気局(NOAA)は27日、米ニューヨーク市南部クイーンズの海岸に打ち上げられた体長18メートルのクジラが死んだと発表した。死骸は砂浜に埋める予定。
クジラは26日午前、半分海につかった状態で打ち上げられているのを散歩していた人が見つけ、専門家や地元の関係者が見守っていた。この時点ではまだ生きて呼吸していたが、「ひどく痩せて衰弱が激しく、助けるためにできることは何もなかった」(NOAA広報)という。
国立公園局は、クジラが打ち上げられた海岸で、波が届かない砂浜に死骸を埋めることを許可した。しかしこうした場合に使われる国立公園局の機材が、11月に一帯を襲った温帯低気圧「サンディ」で破壊されたことから、27日の時点ではまだ動かすことができていない。
国立公園局とニューヨーク市清掃局は、陸軍工兵部隊の重機を使って28日にも死骸を運搬する予定。28日か29日に解剖を行って死因を調べた後に埋める。
クジラの死骸の処理は困難を伴う。過去には海岸に埋めたり、埋め立て地に運んだり、沖合いまで曳航(えいこう)したことがあるという。