大使館でらんちきパーティー、ホンジュラス大使が引責辞任
(CNN) 中米ホンジュラスの外務省は6日、カルロス・ロドリゲス駐コロンビア大使の辞任を発表した。コロンビアの首都ボゴダにある同国大使館で昨年末開かれたパーティーでの混乱を巡り、同省が辞任を要求したという。
ホンジュラス紙が情報筋の話として伝えたところによると、パーティーは12月20日夜、ロドリゲス大使に近い職員が開催。大使館に売春婦を呼び、大量の酒を提供した。出席者らは館内を荒らし回り、コンピューターや携帯電話が盗まれたという。大使自身はパーティーに出席していなかったとみられている。
外務省は「国益とコロンビアとの良好な関係を守るため」としてロドリゲス大使の辞任を求め、大使がこれを受けて辞表を提出した。パーティーの詳しい経緯については、調査チームが7日までに報告書を提出することになっている。
コロンビアでは昨年4月、米州サミットの開幕前にオバマ米大統領の警護要員として現地入りしたシークレットサービス要員十数人が、飲酒の末にホテルの部屋へ売春婦数人を連れ帰ったとして送還される騒ぎがあった。