スマホを手放し「考える人」に ゆとりが生む発想
(CNN) 職場で空想にふける男がいる。男はオフィスにはいるが、足を机の上に投げだし、何かを見ているようで何も見ていない。
ある日、職場に業務効率化の専門家がやってきた。費用削減や作業改善のプロは、独り空想にふける男をみて、「こいつは役立たずだ」と考えた。会社の社長に提出した改善案の中には、当然その男の解雇も含まれていた。
だが社長は解雇を拒否した。
「しかし」と専門家は語気を強める。「いつも何もない空間ばかり見上げて、仕事をしていないんですよ」
だが社長も譲らない。「あの男はかつて、会社に何百万ドルもの利益をもたらすアイデアを思いつき、会社を救ったんだ。そのとき彼は、今のような格好でいすに座っていた」
こんな話は昔からあるかもしれないが、ここで示されている事例は今でも通じる。