地球から最も遠く離れた銀河を発見 米研究

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ハッブル望遠鏡が捉えた銀河

ハッブル望遠鏡が捉えた銀河

(CNN) これまで確認された中で地球から最も遠く離れた銀河が見つかったとして、米テキサス大学の研究者らが科学誌ネイチャーに研究結果を発表した。太古の宇宙の様子を探る手がかりになるとしている。

この銀河「z8_GND_5296」は、地球からの距離を考えると、現在見えているのは宇宙誕生のビッグバンから7億年後の姿と考えられる。宇宙の138億年の歴史の中で、7億年はまだ初期に当たる。

この銀河では毎年、太陽質量の300倍もの量の水素から次々に恒星が形成されているといい、地球のある銀河系に比べて異常に早いペースで星が生まれていることも分かった。

研究チームは「我々が発見したのは特殊な現象ではなく、初期の宇宙ではこれまで考えられていたよりもずっと速いペースで星が形成されていた可能性が大きい」と話している。

研究チームはハワイのW・M・ケック観測所で赤外線カメラを使って、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた43の銀河「候補」を調べていた。

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