マスク氏は「特別政府職員」として勤務 ホワイトハウスが発表

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トランプ氏の大統領就任式に姿を見せたイーロン・マスク氏=20日/Chip Somodevilla/Pool/Reuters

トランプ氏の大統領就任式に姿を見せたイーロン・マスク氏=20日/Chip Somodevilla/Pool/Reuters

ワシントン(CNN) 実業家のイーロン・マスク氏はトランプ米政権下で特別政府職員として正式に勤務する。ホワイトハウスの当局者が明らかにした。

これによりトランプ政権発足に尽力した富豪のマスク氏の地位は、ボランティアではない一方、常勤の連邦職員でもなくなる。

司法省の要約によれば、特別政府職員は「政府のために年間130日以内の期間で勤務するまたは勤務が見込まれる職員」を指す。マスク氏に給与は支払われない。同氏の雇用に詳しい人物がCNNに明らかにした。

事情に詳しいある当局者はCNNに対し、マスク氏が極秘情報へのアクセス権を有していると説明した。

マスク氏はホワイトハウスの敷地内にオフィスを所有。トランプ氏の大統領2期目就任以降、政府効率化省(DOGE)の施策実行に関する広範な権限を有していることを明示してきた。

トランプ氏は3日、マスク氏が財務省の重要な支払いシステムにアクセスできることを確認した。このシステムは連邦政府全体に関する資金の支払いに使用される。トランプ氏はマスク氏が権限を行使する際には必ず政権の承認が必要になると強調した。

特別政府職員として、マスク氏には連邦政府の利益相反に関する法律が適用される。この法律は連邦政府職員が自らの経済的利益に影響を与えるであろう事案に参加することを禁じる内容で、刑事と民事両方での執行が可能だが、執行できる主体は司法省のみとなっている。

ワシントン大学の法学教授で政府の倫理を専攻するキャスリーン・クラーク氏は、トランプ政権下の司法省によるトランプ氏の盟友への法執行について懐疑的な見方を示している。

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