メキシコ大統領、米関税発動の1カ月延期を確認 薬物阻止で国境に兵士1万人派遣

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メキシコのシェインバウム大統領/Alfredo Estrella/AFP/Getty Images

メキシコのシェインバウム大統領/Alfredo Estrella/AFP/Getty Images

(CNN) メキシコのシェインバウム大統領は3日、米国のトランプ大統領と電話会談を行い、トランプ氏が発動を明らかにしていたメキシコの輸入品に25%の関税をかける措置について、1カ月間にわたって停止することで両国が合意したと明らかにした。

シェインバウム氏はトランプ氏と「良い会話」ができたと語った。安全保障と貿易について両国が合意に達したという。

シェインバウム氏によれば、トランプ氏から関税を保留する期間をどのくらいにしたいのかと質問を受け、「永遠に保留しましょう」と返答した。さらにトランプ氏がどのくらいの期間保留するのか質問したところ、シェインバウム氏のほうから1カ月間にわたる停止を提案したという。

メキシコはすぐに国境に州兵1万人を派遣するほか、米国側も高性能の兵器がメキシコに流入するのを阻止することに協力するという。シェインバウム氏が明らかにした。

シェインバウム氏によれば、メキシコ北部の国境に派遣された州兵は、合成麻薬フェンタニルが米国に流入するのを抑止することを支援するほか、メキシコ側の治安の改善にも取り組む。

シェインバウム氏は、人道的な理由から、メキシコは米国が過剰摂取による死につながるフェンタニルの危機に対処するのを支援する必要があると説明した。

シェインバウム氏は、米国が高性能の兵器がメキシコに流入するのを阻止するために協力するのは今回が初めてだとして、合意の重要性を指摘した。同氏によれば、メキシコ政府が麻薬カルテルと関係があるというトランプ氏の主張には同意しないとも伝えたという。

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