中国初の無人月面探査車が復旧か
香港(CNN) 中国の国営新華社通信などは13日、作動の完全復旧は不可能との見方が前日報じられていた同国初の無人月面探査車「Jade Rabbit」(玉兎、ぎょくと)の機能が復活した可能性があると伝えた。
新華社などは技術的な不具合で同探査車との通信が途絶していると報道。しかし、13日に「完全な目覚め」を果たし、通常の通信受信が可能な状態に戻ったと伝えた。ただ、月面探査計画担当部門の報道担当者の説明として、技術的な制御面での異状は解消されていないとも報じた。
報道担当者は、「玉兎は正常ではない状態で冬眠に入った。月面の夜の極寒の中で回復は無理と心配していたが生き返った。復旧出来る可能性がある」とも述べた。
同通信はまた、玉兎を積んでいた月面探査機「嫦娥(じょうが)3号」の活動を追う中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」上のアカウントで現地時間の13日午前8時49分ごろ、通信テストで「そこに誰かいる?」と書き込まれた画像も伝えた。