ファラオの巨像2体を復元 エジプト・ルクソール

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古代遺跡が数多く残るルクソール

古代遺跡が数多く残るルクソール

(CNN) エジプト中部の古都ルクソールで古代エジプト王朝のファラオ(王)、アメンホテプ3世の立像2体が新たに復元され、このほど一般公開された。

立像は2体とも珪岩(けいがん)でできていて、一方の高さが11メートル、重さ250トンにも及ぶ大きさ。ルクソールにあるアメンホテプ3世の葬祭殿跡から破片の状態で発掘され、専門家のチームが復元に取り組んでいた。

葬祭殿跡の入り口には、同じ珪岩製で高さ16メートルにも及ぶアメンホテプ3世の座像2体も残っている。葬祭殿は紀元前1390~1353年に建てられ、豪華な装飾が施されていたといわれるが、地震で構造が破壊され、発掘後は洪水やナイル川に建設されたアスワンハイダムの影響による塩害による影響を受けた。

エジプトでは2011年にムバラク政権が崩壊してから政情不安が続き、観光業界が深刻な打撃を受けている。

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