火星の地表に謎の「光点」?
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」から届いた火星の画像に、まるで誰かが懐中電灯をともしているような明るい点が写っているのが見つかった。
写真は低い山が連なる火星の風景をとらえたもので、遠方の山脈の手前に小さな光点が見える。ただし火星人のいたずらではないようだ。キュリオシティの公式ツイッターによると、「この写真の明るい点は、光る岩か宇宙線らしい」という。
NASAジェット推進研究所によれば、光点が写っているのはキュリオシティの「右眼カメラ」が4月2日と3日に撮影した写真。一方、「左眼カメラ」が数秒後に撮影した写真には写っていなかった。
いずれの撮影時も、キュリオシティから見て西北西の、光点と同じ方角に太陽があった。このため太陽が岩に反射して光って見えたと考えられる。または、光がカメラに入った可能性もあるという。
キュリオシティは2011年11月に打ち上げられ、8カ月半後に火星に着陸。17台のカメラで大量の写真を撮影し続けている。