体重65トン、史上最大級の恐竜を発掘 アルゼンチン

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(CNN) アルゼンチン南西部のパタゴニアで、地上の生物の中では史上最大級となる新種の恐竜の化石が発掘された。米ドレクセル大学などの研究チームが4日の科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

この恐竜は7700万年前の白亜紀後期に生息していたと推定され、体長約26メートル、体重は約65トン。尾の長さは約9メートル、首は11メートルあった。

体重はアフリカゾウの12倍、ティラノサウルスの7倍になるといい、その巨大さから「天下無敵」の意味を取って「ドレッドノートゥス・シュラニ」と命名された。

しかも今回見つかったのは成体の化石ではなかったといい、成長すればさらに巨大になっていた可能性もある。

ただ、同じような巨大恐竜のアルゼンチノサウルスを超す大きさだったかどうかは判断が難しい。

ドレッドノートゥスの場合、あごの一部も含めて骨格の70%以上が見つかった。しかし一般的に大型恐竜は化石が完全な形で残っていることはほとんどなく、発見されるのは全体の3~27%にとどまる。

ドレッドノートゥスは草食性で、これだけの体格を維持するためには相当量の餌を食べなければならなかったと研究者は推定。目が覚めている間は1日中、巨木を探しては葉を食べ続けていたと想像している。

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