燃える丸太の下にピューマの赤ちゃん、消防士が救助 米西部
(CNN) 米西部モンタナ州で山火事の消火作業に当たっていた消防士が、火に包まれた丸太の下にピューマの赤ちゃん2匹を発見し、火を消し止めて救助するという出来事があった。
現場で撮影された写真では、黄色い消防服姿の消防士2人が、すすだらけになってまっ黒な炭のように見える赤ちゃんを1匹ずつ抱いてにっこり微笑んでいる。
同州魚類野生生物公園局などによると、山火事は同州フローレンス東部のビタールート国有林で発生。消火に当たっていた消防士が8月29日午後、丸太の下にいるピューマの赤ちゃんを見つけた。
消防士はヘリコプターを呼んで丸太と赤ちゃんに水をかけて消火し、2匹を救出したという。
赤ちゃんピューマは2匹ともオスで生後1~2週間。同州ヘレナにある野生生物保護センターに保護された。いずれ野生に戻せるかどうかは現時点では不明。母親がどうなったかは分かっていない。
山火事では約20ヘクタールが焼け、火の手は完全に収まったという。出火原因について捜査当局は、人間によるものとの見方を強めている。