彗星着陸の探査機から写真届く、欧州宇宙機関が公開
(CNN) 欧州宇宙機関(ESA)は13日、彗星への着陸に成功した探査機「フィラエ」から届いた彗星の地表の白黒写真を公開した。
フィラエは母船の「ロゼッタ」から切り離され、地球から5億キロ離れたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)に12日に着陸した。
着陸時に地面に打ち込むはずだった銛は展開しなかったため、機体を固定することはできなかった。しかし少なくとも2回バウンドした後に着地できたという。
Another stunning image of my new home taken by ROLIS during #CometLanding yesterday, when I was just 40 m from #67P pic.twitter.com/I8OZ5kXjXA
— Philae Lander (@Philae2014) 2014, 11月 13
ESAの研究者や幹部は、着陸を確認するとハイタッチやハグを交わして成功を喜び合った。探査機を彗星に軟着陸させることに成功したのは史上初。
銛が展開できなかったことについて、ESAの担当者は記者団の質問に丁寧に答えながらもやや苛立った様子を見せ、重要なのはその失敗よりも、着陸に成功したことだと強調した。