オバマ米大統領、七面鳥を恩赦 「権限の範囲内」で笑い
ワシントン(CNN) オバマ大統領は26日、感謝祭の食卓に上る七面鳥に恩赦を与える毎年恒例の行事を行った。ただ、ホワイトハウスで何十年も続くこの伝統行事について、「毎年やっているけれどどうも不可解」ともコメントした。
オバマ大統領は演説の中で、大統領権限で不法移民500万人の救済を打ち出した移民制度改革を念頭に、七面鳥の恩赦でも「私の権限の範囲内で行動する」と強調して聴衆の笑いを誘った。
今年の恩赦を受けた「チーズ」は、生後20週間のオスの白い七面鳥。米国民のツイッター投票で選ばれ、補欠の「マック」と共に式典に出席した。2羽とも食卓行きを免れ、バージニア州にある七面鳥牧場の「ターキーヒル」に送られて一般に公開される。
業界団体によると、七面鳥の恩赦はハリー・トルーマン大統領の時代に始まった。感謝祭では米大統領がボランティア活動をする伝統もあり、オバマ大統領一家もボランティアに出かける。
26日には議会幹部も感謝祭にちなんでツイッターで特製レシピを公開。共和党のベイナー下院議長は秘伝の「ベイナー・ブライン」を、民主党のペロシ下院院内総務はチョコレートムースのレシピを披露した。