太陽系外惑星で休暇を、NASAが旅行ポスター制作
(CNN) 惑星「ケプラー16b」には2つの太陽があります。ご旅行の際は日焼け止めをお忘れなく――。米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所の研究チームが、宇宙望遠鏡「ケプラー」の観測で生命存在の可能性のある惑星が多数見つかったことを記念して、太陽系外惑星への旅をイメージしたポスターを制作した。
ケプラー16bは映画「スター・ウォーズ」に登場する架空の惑星タトゥイーンにもなぞらえられる惑星で、地球からの距離は約200光年。ポスターでは宇宙服姿の人物が2つの太陽に照らされて立ち、背後に2つの影が交差して伸びる姿を描いた。
ポスターには大地と岩が描かれているが、NASAによればケプラー16bは土星のようにガスでできた惑星で、気温が低すぎて生命が存在できない可能性もあるという。
地球から44光年離れた惑星「HD40307g」のポスターでは、宇宙飛行士のフリーフォールを描いて「HD40307gの重力を体験しよう」というキャッチコピーを付けた。
500光年離れた「ケプラー186f」のポスターは白いフェンス越しに赤い森林の光景が広がる。同惑星は地球と同じくらいの大きさで、太陽より温度が低く赤みがかった恒星の周りを公転していることから、もし植物があるとすれば地球とは違った色をしていると想像した。
ポスターはジェット推進研究所のウェブサイトから無料でダウンロードできる。