スペースX、ロケットの打ち上げを延期 9日に再挑戦

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ロケットが着陸するはずだった着陸台。今回の打ち上げは延期となった=スペースX提供

ロケットが着陸するはずだった着陸台。今回の打ち上げは延期となった=スペースX提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は6日、同日予定していた米民間宇宙開発企業スペースXのロケット「ファルコン9」の打ち上げを延期したことを明らかにした。問題が解決すれば、米東部標準時の9日午前5時9分に再度打ち上げを試みる。

NASAやスペースXによれば、打ち上げの直前になって、ファルコン9の2段目にある推力偏向制御作動装置2基のうち1基に問題が見つかり、自動停止機能が作動した。詳しい原因を調べるためにこの日の打ち上げは見送ったという。

推力偏向制御作動装置は飛行中のロケットの方向制御に使われる。ファルコン9の2段目は、補給物資を国際宇宙ステーションに届ける役割を担う。

今回の打ち上げでは、宇宙船を切り離して地球に戻ったファルコン9の1段目を、海上に浮かべた着陸台に着陸させる計画が注目されていた。

これまで宇宙船の打ち上げに使ったロケットは大気圏に突入して燃え尽きるか、海上に落下させていたが、スペースXはコスト削減のため、再利用できるロケットの開発を目指している。

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