NASAの宇宙飛行士、1年間のISS滞在へ
ケリーさんの双子の兄弟のマーク・ケリーさんも元宇宙飛行士で、双子が全く異なる環境で長期間過ごした場合の変化を調べるNASAの研究プロジェクトに協力している。この研究は宇宙で長期間過ごした場合の影響を調べ、小惑星や火星への宇宙飛行について計画を立てる助けになる見通しだ。
健康へのリスクはあっても、1年間の宇宙滞在は「とても楽しみ」とケリーさんは期待する。
1年間の滞在は米国人としては初めてだが、ロシア人宇宙飛行士は1987~95年にかけて4人が1年以上の滞在を経験した。今回もミハイル・コルニエンコさんがケリーさんと一緒に1年間滞在する。
2人はロシアのゲンナジー・パダルカ宇宙飛行士と共に、3月27日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる宇宙船ソユーズでISSに向かう。