世界一周目指した女性飛行士の貴重な映像を発見
映像の中でイアハートは、カメラにポーズを取ったり、飛行機のコックピットによじ登ったり、滑走路を歩いたりしている。夫のジョージ・パットナムや航法士のフレッド・ヌーナンの姿もある。イアハートとヌーナンはこの数日後、カリフォルニア州オークランドから世界一周を目指して飛び立った。
スウィンフォード氏は、改造によって飛行機の通信能力が損なわれていた可能性を指摘。著書の中で、垂下空中線(アンテナの一種)が取り外されたことについて、「世界一周飛行の最後の行程での成否を分けた大きな要因だっただろう」と分析している。
イアハートは37年7月2日、南太平洋を横断するべくニューギニア島からハウランド島へと向かったが、目的地にたどり着くことはなかった。