直径や雪の跡など新情報続々、NASA探査機が冥王星に最接近
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」は米東部時間の14日午前(日本時間同日夜)、冥王星への史上初のフライバイ(接近通過)を完了した。
ニューホライズンズは冥王星の地表から約1万2500キロの上空を、秒速約14キロの速さで通過した。
この日は、NASAの探査機が初めて火星のフライバイを果たしてからちょうど50周年。NASAの管制責任者、アリス・ボウマン氏は「自分の体をつねってみなくては」と、目的達成の喜びを口にした。
ボウマン氏はニューホライズンズから同日夜以降、収集したデータが送られてくるという予定について、「子どもを送り出す親のように少しはらはらしているが、やるべきことをやってくれると信じている」と語った。
主任研究員のアラン・スターン氏によれば、データは約20分間にわたって送信される。同氏は「ニューホライズンズは未知の世界へ飛び込んでいる」と述べ、その成果に期待を示した。