米NASA、惑星防衛部門を新設 小惑星衝突から地球守る
木星の重力の影響や火星との接近によって軌道が変えられた小惑星は、小惑星帯を離れて地球などに接近することがある。
地球周辺を漂う地球近傍天体(NEO)はこれまでに1万3500個以上発見されている。年間の発見数は約1500個に上る。
現時点で地球に衝突する恐れのある天体は見つかっていないという。しかしNASAの幹部は2013年にロシア・チェリャビンスクの上空で起きた隕石(いんせき)の爆発や、昨年10月の「ハロウィーン小惑星」の接近を挙げ、「常に警戒を続けて空を見張っている必要がある」とした。