宇宙の音楽? アポロ飛行士の会話と音声、NASAが初公開
(CNN) 「あの口笛みたいな音、聞いた?」「宇宙みたいな音楽に聞こえる」「一体何だろう」――。月の周りを飛行していた米航空宇宙局(NASA)の宇宙船「アポロ10号」の宇宙飛行士が40年以上も前に交わしたそんな会話と「音楽」を収録した音声が、このほど初めて公開された。
不思議な音が聞こえたのは、地球との通信が途絶えていた時だった。会話の主はアポロ10号に登場していたユージン・サーナンさんとジョン・ヤングさん。
この音声を公開した「サイエンスチャンネル」の番組によれば、あまりに不思議な音だったので、NASAに報告すれば次の宇宙飛行に不適格とみなされるかもしれないと思い、サーナンさんらは報告をためらったとされる。
もっともサーナンさんはこのほどコメントを発表し、「多分、単なる無線の干渉だったと思われる」と説明した。