トランプ氏の言動、「脳を刺激」 米研究者が実験
トランプ氏の発言に興奮する人もいれば反発する人もいたはずだが、確かなのは「だれも退屈してはいなかった」ということだ。テレビカメラの前での演出のうまさや、挑発的な姿勢が及ぼす効果がうかがえる。トランプ氏が得意とする移民のテーマなどは、脳の活動を大幅に活発化させていた。
視聴グループの脳波が示した関心の強さは2位がテッド・クルーズ氏、3位がジョン・ケーシック氏、4位がマルコ・ルビオ氏。翌週に実施されたイリノイ州予備選の結果と全く同じ順位だった。
バーネット氏はこれまで映画や広告など、複雑な刺激に対する脳の反応を研究してきた。脳波測定の結果は自身のヘッジファンドをはじめ広告、娯楽業界や商品デザインなどの分野に活用できると話している。