トランプ氏の言動、「脳を刺激」 米研究者が実験
ニューヨーク(CNNMoney) 米大統領選で共和党の候補者指名を目指す実業家ドナルド・トランプ氏は見る人の脳に強い刺激をもたらすとの実験結果を、神経科学の研究者がCNNMoneyとのインタビューで明らかにした。
米ヘッジファンド運用会社、SBBリサーチグループの最高経営責任者(CEO)を務めるかたわら神経科学の博士課程に在籍するサム・バーネット氏は、今年の大統領選へ向けた選挙戦で有権者から抽出した集団に候補者討論会を見せ、脳波を測定する研究を進めてきた。
今月10日にCNNが主催した共和党の討論会でもCNNMoneyと協力し、映像を見た12人の反応を調べた。
バーネット氏によると、出演した候補者4人のうち、視聴グループの脳波に最も強い関心が表れたのはトランプ氏。民主党支持者や無党派も含むほぼ全ての層でライバルたちを圧倒し、最下位の候補者とはパーセンテージで2けたの差をつけた。