米国人の肥満率、30%超えで過去最悪 CDC年次調査
(CNN) 米国の肥満人口が増え続けている。米疾病対策センター(CDC)がこのほどまとめた2015年の調査で、20歳以上の米国人の肥満率は過去最高の30.4%に増え、前年の29.9%からさらに悪化した。一方、医療保険の加入者は増え、喫煙者は減っている。
CDCは1957年以来、毎年18歳以上の米国人から健康状態についての聴き取り調査を実施している。2015年は10万人以上を対象とした。
現行方式で統計を取り始めた1997年の肥満率は19.4%にとどまっていたが、その後は毎年増加傾向が続いている。
一方、2012年にCDCが実施した別の調査では、9000人あまりの身長と体重の測定結果から体格指数(BMI)を算定した結果、20歳以上の34.9%が肥満と判定されていた。