米刑務所で「即席ラーメン」が大人気、物々交換の主役に
ギブソンライト氏は、たばこではなくラーメンが監房のベッド清掃や洗濯のサービス、他の食料品などを入手するための手段として使われている実態に驚いたという。
同刑務所の食事サービスは2000年代初期、別の民間企業に管理を委ねて以降、変化したという。当初は、1日に3回温かいメニューが提供されていた。しかし、数年後に昼食は量が減り、冷たいサンドイッチと小袋のチップスに変わった。週末には昼食の提供が削除されたという。
ギブソンライト氏によると、タバコが刑務所内の闇通貨として使われたのは南北戦争時の軍刑務所が最初とされるが、実際にははるかに早い時期だった可能性がある。この慣習が突じょ変わったことには大きな意味があるかも知れないと指摘。闇通貨の主役として食料品がたばこに取って代わったことを示した他の研究報告書もあるとして、刑務所の食事サービスをより広範囲に見直す必要性に言及した。