世界最大の航空機、2回目の試験飛行は「墜落」
ロンドン(CNNMoney) 世界最大の航空機とされる「エアランダー10」の2回目の試験飛行が24日、英ロンドン北部にある飛行場で実施されたが、着陸に失敗した。
今回、エアランダー10は90分以上の飛行に成功。だが着陸する際に機体前部が地面に突っ込む形となってしまった。
開発元の英ハイブリッド・エア・ビークルズ社は声明を出し、「エアランダーは激しい着陸をし、機体前部が損傷をこうむった。損傷については現在調査中だ」と述べた。
同社は事故の原因は明らかにしなかったが、試験飛行で予定されていた課題はすべて完了したという。パイロットにけがはなかった。
エアランダー10は先週、初飛行を行ったが、それも完全に順調だったわけではない。技術的な問題により3日間延期されたうえ、飛行時間は予定の90分を大きく下回る20分間にとどまった。
エアランダー10の機体は飛行船、ヘリコプターや航空機の各機能を混合させたハイブリッド型。全長は約91メートルで、世界最大の旅客機より約15メートル長い。