操縦士が設定ミス、誤った方向に飛び緊急着陸 豪
飛び立った後にようやく問題に気付いた機長と副操縦士はシステムの情報を修正しようとしたが、既に手遅れだった。「トラブルに対応して問題を解決しようとした結果、ナビゲーションシステムだけでなく、飛行誘導システムや飛行制御システムでも事態がさらに悪化した」(報告書)
システム障害が手に負えなくなったことから、同機はシドニーに引き返してナビゲーションシステムを使わずに着陸したいと要請。しかしシドニーが悪天候に見舞われていたため、メルボルンに緊急着陸する羽目になった。
同機はメルボルンで3時間待機した後、ようやくクアラルンプールに向けて出発した。
エアアジアXはこの時の問題を受けて、再発防止のため全機の飛行管理システムを改善したと説明している。