ホーキング博士「歓迎されないかも」、トランプ時代の米国で
ホーキング氏は英国の欧州連合(EU)からの離脱にも触れ、「英国民の主な懸念は東欧からの移民が職を奪い賃金を引き下げることだった」「その考えから多数の人々が投票したが、これは近視眼的だったと思う」と述べた。また、「ハードな離脱」は「我々を孤立させ、内向きにさせる」との見方を示し、「少数の人々が巨万の富を得て、大半の人々は貧しくなる」と指摘した。
宇宙旅行に関する話題では、「無重力の体験飛行は経験済みだが、私の最終的な望みは宇宙旅行だ。誰も連れて行ってくれないと思っていたが(英バージン・グループ創業者の)リチャード・ブランソン氏が席の提供を申し出てくれて、私はすぐにイエスと答えた」と語った。
また、自分が世界一知的な人物だと思うかとの質問には、「私はそんなことを絶対に主張しない。IQを自慢する人々は敗者だ」と鋭く返答した。