スペースX、ロケット打ち上げを連続成功 3日間で2回
ニューヨーク(CNNMoney) 米宇宙開発企業スペースXは23日と25日の連続2回、無人ロケットの打ち上げに成功した。
23日にはフロリダ州のケネディ―宇宙センターからロケットを打ち上げた。続いて25日、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から、米衛星通信大手イリジウム・コミュニケーションの通信衛星を搭載したロケットの打ち上げに成功した。
スペースXによるロケット打ち上げは今年これで計9回目となり、すでに昨年記録した年間最多数を超えた。
イリジウムは多数の通信衛星を軌道に投入し、航空機監視システムなどを構築する計画を進めている。スペースXは1月にまず衛星10基の打ち上げを請け負っていた。今後1年間でさらに6回の打ち上げが予定されている。
23日の打ち上げでは、1月に使ったロケットの一段目が再利用された。従来のロケットは使用後に廃棄されるのが一般的だったが、スペースXはコスト削減を目的に回収と再利用を進めている。再利用ロケットの打ち上げは今回が2度目だった。
25日のロケットも今後の再利用に向け、打ち上げ後に回収された。同社はこれまでにロケット回収を陸上と海上で計13回、成功させている。