父親の年齢が高いと息子は「ギーク」に? 米研究
ジャネッカ博士の説によれば、ギークの傾向は親から受け継がれる場合と、父親の精子で起きる突然変異によって現れる場合が考えられる。
高齢の父親には子どもを早く持つ男性と比べ、学問や仕事に没頭していた期間が長かったり、社交があまり得意でなかったりするギーク傾向がみられることも多い。また、精子の突然変異は年齢が高いほど起きやすくなる。
2001年の研究で父親の年齢と子どもの重度統合失調症の相関関係を示したニューヨーク大学のドロレス・マラスピナ博士は、ジャネッカ博士らの研究について「父親の年齢が高くなると突然変異の確率は上がるかもしれないが、必ずしも悪い突然変異ばかりではないことが指摘された。その主張に私も同意したい」と話している。