伝統破りのトランプ氏、近代では初の「ペットなし大統領」に

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バラク・オバマ第44代大統領のポーチュギーズ・ウォーター・ドッグのボーとサニー

バラク・オバマ第44代大統領のポーチュギーズ・ウォーター・ドッグのボーとサニー

ワシントン(CNN) 米政界の改革を打ち出して大統領選を戦い、勝利を収めたドナルド・トランプ氏だが、ある分野でも、これまでの伝統を打ち破る行動を見せている。トランプ大統領一家はペットを飼っていないのだ。ペットを飼っていない大統領は、近代史の中で初となる。

ホワイトハウスでペットを飼うという伝統はトマス・ジェファーソン第3代大統領にまでさかのぼる。ジェファーソン大統領は、マネシツグミや子熊を飼っていた。

非営利団体「ホワイトハウス歴史協会」の歴史家エド・レンゲル氏は、動物を飼うことでイメージがソフトになり、アピールする力が増すと指摘。「ペットは、ホワイトハウスがお堅い博物館ではなく、家族がいて、人が住む場所だという雰囲気づくりに役立つ」と述べた。

ホワイトハウスの広報担当によれば、今のところ、トランプ大統領がペットを飼う予定はないという。

ホワイトハウスで飼われたペットに関する初期の歴史については、きちんとした記録は残っていない。家畜や猟犬、馬などが馬小屋にいて、多くの動物は贈り物だった。

ジェームズ・ブキャナン第15代大統領にはゾウの群れが、マーティン・ヴァン・ビューレン第8代大統領には子どものトラ2頭が贈られたという。レンゲル氏によれば、書面での確認はできていないものの、ジョン・クィンシー・アダムズ第6代大統領はアリゲーターを受け取った。

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