日食の観察で網膜に三日月形の傷、NYの女性の症例
医師団によれば、ペインさんが使っためがねは国際安全基準を満たしていない商品だったと思われる。
米天文学会によると、潜在的に危険な日食めがねが市場に大量に流通しているとの報告は相次いでいるという。偽のIOS準拠ラベルが付いた商品が出回っているとの情報もある。
日食から数カ月たった今、ペインさんの症状は改善も悪化もしていない。右目を主に使う練習をしているが、テレビや映画を見る時には画面に近寄る必要がある。1カ所を数秒以上見続けると、視界の中央に点が見え、視野全体を覆っていく。文字を読むことは最も難しい。
左目も周辺の視野はまだ残っており、ペインさんは以前通りの生活を続けようと努めているという。