絶滅危機のキタシロサイ、最後の雄が死ぬ ケニア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最後の雄のキタシロサイ、「スーダン」が45歳で死んだ

最後の雄のキタシロサイ、「スーダン」が45歳で死んだ

(CNN) 絶滅の危機に直面するキタシロサイの、最後に残っていた雄1頭が死んだ。環境保護団体「ワイルドエイド」が20日に発表した。

キタシロサイの「スーダン」は10年近く前からケニアのオルペジェタ自然保護区で飼育されていた。世界に1頭だけ残った雄として、警備員が24時間態勢で守っていた。すでに45歳と、サイにしては高齢になっていた。

野生のキタシロサイは確認されていない。同保護区にもう1頭いた雄は昨年死んでいた。残されたのは雌2頭だけ。スーダンの子で28歳のナジン、孫にあたる17歳のファトゥだ。

キタシロサイの種を存続させるため、遺伝的に種が異なるミナミシロサイとの交配や体外受精などの方法も検討されている。

保護区の代表者によると、スーダンの精子はナジンまたはファトゥの卵子との受精ができるよう保存してあるという。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「生き物いろいろ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]