スペースXの火星ロケット、ロサンゼルス港で建造へ
ニューヨーク(CNNMoney) 米宇宙開発企業スペースXが火星への有人飛行実現に向けて開発を進めている大型ロケットを米ロサンゼルス港で建造する考えであることが18日までに分かった。ロサンゼルス当局によれば、リース契約によって、スペースXが港にある休眠状態の建物を利用することができるようになる。同地域で700人規模の雇用創出につながるとみられている。
この契約は19日にも港の理事会によって承認される見通し。
スペースXの最高経営責任者(CEO)を務めるイーロン・マスク氏にとって、開発を進めている「ビッグ・ファルコン・ロケット(BFR)」は、火星に人類のコロニーを建設するという計画の肝だ。
マスク氏は2月、スペースXの技術者の能力をBFRの開発に集中させる考えを明らかにしていた。スペースXはこの前、現在利用されているロケットの中で最も強力とされる「ファルコンヘビー」の打ち上げに成功していた。
マスク氏によれば、ファルコンヘビーの成功によってBFRの設計がうまくいくとの強い確信を得ることができたという。
マスク氏は先ごろ、インスタグラムでBFRのパーツを初めて公開していた。