ハリケーン耐えた米国旗が競売へ、売り上げは被災者支援に
(CNN) 米南東部を襲ったハリケーン「フローレンス」を耐え抜いた米国旗がこのほど競売にかけられることになった。売り上げは赤十字社を通じて被災者支援に使われる予定だ。
この旗は、ノースカロライナ州にあるボールドヘッド島の約51キロ南に位置する灯台「フライング・パン・タワー」で使われていたもの。ハリケーンが近づくなか、旗が強風にあおられる様子を人々がインターネットで目にしていた。旗は風の影響で破れてもいた。
この灯台を2010年に購入したリチャード・ニールさんはCNNの取材に対し、ネット上でハリケーンに耐えた旗に注目が集まり、競売に出すアイデアを思い付いたと語る。
ニールさんによれば、ハリケーンが近づくなか、退役軍人らから、なぜ旗を降ろさないのかといった電話を受けたという。灯台はその後、フェイスブックへの投稿で、旗は引退し、新しいものになると発表した。
ニールさんによれば、「旗を競売に出すというアイデアをみんなが気に入った」という。話し合いの後、売り上げは米赤十字社によるハリケーン被災者への救援活動に贈られることに決まった。
競売はすでに始まっており9月30日夜に終了する見通し。28日夜の時点で7000ドル(約80万円)を超える値段が付いているという。