NASA探査機、人工物として太陽に最接近の新記録 コロナ通過へ

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太陽に接近する無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」のイメージ図/Illustration/NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben

太陽に接近する無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」のイメージ図/Illustration/NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben

(CNN) 太陽を目指している米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が、人工構造物による太陽最接近の世界記録を更新した。

パーカーは米東部標準時の29日午後1時4分ごろ、それまでの最接近記録だった太陽表面から約4272万8083キロの地点を通過。人工構造物として史上最も太陽に近付いた。

それまでは、1976年に米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた「ヘリオス2」の記録が最高だった。

パーカーはそのまま接近を続け、来週には太陽表面から約2414万キロの圏内に到達してコロナを通過する見通し。

今後7年かけて24回の表面接近を試み、2024年までに表面から約616万キロ圏内に到達することを目指す。

探査機には最新鋭の計器が搭載されており、NASAはこうした計器で収集したデータを使って太陽に関する謎の解明につなげる。太陽風や磁気嵐が強くなる現象や、コロナの温度が太陽表面に比べてはるかに高い理由なども解明したい意向。

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