スペースX、衛星64基を一度に打ち上げ ブースターも再利用
ニューヨーク(CNN Business) 米宇宙開発企業のスペースXは3日、米カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から、衛星64基を搭載したロケットを打ち上げた。
スペースXの顧客で今回の打ち上げに参加したスペースフライト社によれば、今回は、米史上で一度に最も多くの衛星を宇宙に送り込んだ打ち上げのひとつだったという。
今回の打ち上げは、インターネットサービスや部品供給網(サプライチェーン)の監視といった新しいビジネスで小型衛星に対する需要が増加していることを示唆している。
スペースXが今年成功した打ち上げは今回で19回目。昨年記録した年間最多記録の18回を更新した。
エンジン部分のブースターの再利用は3回目となり、同社としては初の事例。スペースXは部品の再利用を行うことで打ち上げ費用の大幅な削減を目指している。
最新の「ファルコン9」ロケットは引退までに最大100回打ち上げるよう設計されている。また、大規模な改修を行わなくても最大10回は打ち上げられるという。