水田にサッカーボール大の岩が落下、隕石か インド
(CNN) インド東部ビハール州の当局は27日までに、隕石(いんせき)と見られるサッカーボール程度の大きさの岩が水田に落下したと明らかにした。
当局の声明によると、この岩は同州マハデバ村に落下。13キロ近い重さで、調査の結果、磁気特性を有していることが判明したという。
現場の画像には、岩によってできたと思われる泥のクレーターの周囲に村民が立つ様子が写っている。
岩は現在、地元博物館に展示されているが、分析のために州内の科学センターに送られ、隕石かどうか確認が行われる見通し。
隕石は地球上の普通の岩よりも重いことが多く、焼けた表面が光沢を帯びる場合もある。磁気特性も有している。
米航空宇宙局(NASA)流星物質環境室の研究者はCNNの取材に、「隕石は研究者にとって大変興味深い。調査を行えば太陽系の形成と進化を理解する助けになる」と語った。
NASAによると、流星物質は宇宙の岩で、地球の大気圏に突入して燃えると流星になり、地表にまで落下すれば隕石となる。
カナダのオンタリオ州とケベック州の南部では24日、月に匹敵するほど明るい火球が空を照らす出来事あった。2013年にはロシアのウラル地方で隕石が爆発。衝撃波で建物の窓や壁が壊れ、1000人が負傷したと伝えられている。