ブッダの教えを説く宇宙人と交流、山頂に集まるUFO信者 タイ
父親の話を聞いた家族は、最初は相手にしなかった。しかしワッサナさんによれば、「翌日、宇宙人がエネルギーを送って私の兄弟と義兄弟を回転させた」という。
別の家族は、窓の外を見ると、上空に長さ10~15メートルほどのUFOが見えたと話している。
ワッサナさんは看護師の仕事をやめて宇宙人との交流を説くようになった。父親は2000年に死去するまで宇宙人との交信の仕方を教え、今では100人以上のタイ人が、一緒に練習してその能力を身に着けたとワッサナさんは話している。カオカラのUFOをテーマにしたフェイスブックのページも開設した。
宇宙人の目撃情報が多いのは、カオカラ周辺のサトウキビ畑や湖など。宇宙人は細い銀色がかった人のような姿をしているという。
「宇宙人は2種類いる」とワッサナさんは言う。「一方は冥王星から、もう一方はロクという惑星からやってくる」
「冥王星の宇宙人は、戦争や環境問題など、地球上の壊滅的な出来事について懸念していて、もし人類が核戦争で全てを破壊し尽くしたとしても、生存者による人類の文明再建を手助けできるよう、宇宙人と交信できる能力を身につけさせたいと思っている」(ワッサナさん)
ワッサナさんによれば、冥王星の宇宙人はブッダについて「最も偉大な人間の精神」だったとも語ったという。宇宙人との心の融合には「業」「再生」「欲」など、仏教の教えに結びつくアドバイスが多数含まれるとワッサナさんは話している。